mac-3's blog

好きなことを楽しむブログ。

『本離れ』ではないです『本屋離れ』ですよね。

六本木の青山ブックセンターが閉店するニュースが話題になっています。

 

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少し前まではどの街にも本屋さんはありましたよね。

私がまだ小中学生だったころには、学区内に2~3店舗くらいは本屋さんがあったように記憶しています。

お小遣いをもらった次の日に欲しい本を探して本屋さんをはしごした記憶が心に残っています。

 

青山ブックセンターのような大きな本屋さんでも経営が厳しかったのでしょうか。

確かに本の虫と思っていた私でさえ、今では紙に印刷した本は買うことが少なくなりました。

若い頃には大きなターミナル駅に近い書店で、、まとめて4~5冊くらい買って帰っていました。

本をまとめて買って帰るのが街に出たときの楽しみのひとつでした。

 

でも今ではどうでしょう。

今でも小説は読んでいます。

休日に用事がなければ部屋でゴロンとして小説を読んでいます、読む量は減っていません。

ただし読んでいる本がwebに公開されている無料で読める小説です。

お金をだして読む本はは小説以外の経済とか人工問題とかAIとか、WEBでは読むことが出来ない本だけ紙版を購入しています。

でもこの場合の本でも、大抵はネットショッピングで家に配達してもらうパターンです。

 

本を本屋さんで購入するのは、たまたま欲しい本があって、たまたま近くに本屋さんがあって、そしてその本屋さんに在庫があった場合でのみ購入します。

 

考えたらそりゃ本屋さん閉店しますよね。(笑)

本を読まないひとたちが増えて、本屋さんの利用頻度はもっと低いでしょうからね。

 

実は私は本屋好きが講じて書店を経営したいと若いころ考えていました。

書店経営が私の夢のひとつだったのです、叶わなかったですが…。

 

書店は取次から預かった本を売ります、そして売った本の数%が利益として手に入ります。

そして預かり期間が過ぎた本は取次へ返品します。

毎日毎日、入荷した本のチェックと配置、そして期間が過ぎた本の返品を繰り返すするのが本屋さんの主な業務だそうです。

本屋さんが本を買い取って販売する訳ではないので今までは潰れることが少ないと言われていました。

利益は多くないですがきちんと取次への返品が出来ていたら、お店がつぶれるようなことはないといわれていました。

 

でも今では本離れで本屋さんが閉店しています。

私が思うのは『本離れ』ではなく『本屋離れ』です。

 

確かにネットがあれば本屋はいらないかもしれません。

雑誌が読みたいときは500円/月くらいで雑誌読み放題サービスもありますし、違法なサイトでなくても色々漫画が読めるサイトもあります。

本当に読みたい本は別として、時間つぶしとかちょっと読みたい時にはこれらサービスを利用するほうが気軽で満足度が高いかもしれません。

 

『本屋離れ』によって、これからの本屋さんも変わるしかないと思います。

取次から預かって売るだけの利益率が低いと嘆いているだけでは淘汰されるのを待つばかりです。

たとえばビレバンのようにサブカルに特化した商品集めをした店舗で集客するとか、インバウンドの皆さんに立ち寄って頂くように和をモチーフにした店舗にするとかでないと、ただ本を並べて待つ体制では口を開けて待っている受け身商売では来店客が減るだけです。

 

楽しみはスマホの中だけにあるのではない! そんなことを感じれる本屋さんが増えるのを私は待っているのかもしれません。