会社で労金の担当者から”投資”のお話を聞くチャンスを頂いた。
今はマイナス金利の時代なので貯蓄や財形をしている場合ではないというのが私の思いであった。
労金が勧める”投資”について話が聞けたのはタイミングがちょうど良かったと思う。
今はマイナス金利であること、そして日銀の黒田さんが云っているインフレ目標が2%に設定されていることなどから、私は貯蓄や財形をしている時ではないと判断している。
日本人は長かったデフレに慣れてしまってインフレを把握出来ていない。
インフレとは、例えば1,000円で買っていた商品が10年後に同じ商品を買おうとすると1,200円出さないと買えないということだ。
商品の価値(物価)が上昇していく、これがインフレである。
この間の10年間に銀行に1,000円を貯蓄したままだとすると、お金はどうなるだろうか。
預け先が銀行なのでまず安全に確実に保管はしてくれるだろう。
だが10年後の受取額は利息を足しても1,020円にも届かないかもしれない…。
物価が20%もアップしているのに2%も利息がない、お金の価値が10年間で減ったことになる。どう考えても貯蓄や財形はしている場合ではない。
そこで労金のお勧めは”投資”!
労金担当者は”財形”にプラスして”投資”とか云ってたが、今の財形は財産形成に値しないと私は考えている。
小生の場合には、いかにして”投資”でリスクを減らすかが大切である。
労金の担当者からお話聞くまで知らなかったのが、労金で『iDeCo』や『つみたてNISA』などの商品を扱っていることだ。
担当者には失礼だったかもしれないが、私の頭には労金=財形ということしか頭にない。
『つみたてNISA』は以前から興味があり、楽天証券で口座を開設する一歩手前まで進めていた。
だから『つみたてNISA』のメリットはだいたい把握しているつもりだったが、ひとつ勉強になったことがある。
それは『つみたてNISA』はひとつの金融機関でしか出来ないこと。
たとえば労金で『つみたてNISA』を始めたとすると、他の証券会社とか銀行では『つみたてNISA』は出来ないそうである。
また『つみたてNISA』のファンドも金融機関によって選べるファンドに違いがあることを知った。
これはありがたい情報で知らなかった。
私は金融機関の窓口が違うだけで扱うファンドはどこも同じだろうと思っていた。
ファンドによっては運用差が出る。
どのファンドを選ぶかによってどの銀行や証券会社を選ぶかを決めないといけないようだ。
上の新聞記事では、なにやら『ひふみプラス』が凄そうなのだが…。
最後に私の場合は”投資”はしばらく待ちだと考えている。
というのは、今の景気状態がいつまで続くのか。
私は2019年に金融危機が「再来」すると考えている。
それはなぜか?
例えばアメリカ人の借金総額。すでにあのリーマンショック時を超えていること。
アメリカ人の借金額は過去最高水準だそうである。
あと中国の民間債務も危険だと言われている。
これらは私が読んだ何冊かの本から得た知識だ。
情報を総合すると2019年頃に日本の景気はいったん後退するようである。
どれほどの影響があるのか。
リーマンショックほどの大きな影響が出るのかは分からない。
私の投資は、この落ち込んだ後から『つみたてNISA』を始めようと心に決めているのである。