その場所にあるのが当然であるように、ロボット兵に見守られている天空の城ラピュタであるかのように、『ジブリ美術館』は静かな森の中にありました。
毎年、東京には何度もお邪魔してますが三鷹まで足を伸ばしたことはありませんでした。
はじめての三鷹駅からゆっくり歩いて約15分。
森のような静かな場所にあるのがジブリ美術館です。
私がジブリ美術館を訪れたのは美術館に強い思い入れがあった訳ではありません。
ジブリ美術館はかなり有名で入場チケットも予約でしか入手出来なくて、一度は行ってみたい場所に上げている人が大勢いることを後から知りました。
これはさすがジブリですね。
私にはたいした思い入れがなかったですが、私を訪ねさせたのはあの『風の谷のビール』を飲みたかったからです。
このビールはネットの世界を彷徨っていたときに偶然に見つけました。
見つけた瞬間にビビッとくるものがあったんです。
たぶん一目惚れですね。
人に対して一目惚れなんかはしたことがありませんが、ビールに対して一目惚れ…笑えないですよね。
劇場公開された当時の「ナウシカ」をリアルタイムで観たものとしては、是非にでも飲みたくなったビールです。
ビールを飲みたくなってからはアクションが早かったです。
東京に行く日程を決めて、入場チケットをローソンでゲットする。
そして入場チケットがゲット出来たら、後は東京往復の夜行バスチケットをゲットするだけです。
ジブリ美術館は日にちだけではなく、入場時間も制限された予約制です。
私はゆっくり館内を見たかったので朝一番の入場チケットをゲットしていました。
現地にはオープンする20分くらい前に着いていたのですが、既に多くの人が並んでいました。
さすがジブリと思ったのが、入場待ちの人に海外のかたが多いというか、日本人が少ないくらいでした。
海外でもジブリ作品は愛されているんですね。仲間が居てよかった。
並んで入ったことから分かるように館内も結構、人がいっぱいです。
でも見れないことはないくらいのいっぱいさでした。
いろんな仕掛けの展示があって、アニメ制作も分かるようにそしてジブリ作品の中に入っていったように錯覚出来る展示もありました。
私の場合は目的がビールだったのですが、それ以外で一番良かったのは映画です。
この美術館でしか上映されないジブリ制作のショート映画をジブリ美術館で見ることが出来るんです。
私の訪問した日には、『星をかった日』が上映されていました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、ジブリらしいタッチの作品だったということだけお伝えしておきます。
色々見て回って、映画も含めておよそ2時間くらいでした。
午前中のチケットならば展示を見終わった昼頃に売店か食堂に辿り着けると思います。
私が待望していた『風の谷のビール』は売店で購入しました。
残念なのはビールの入ったビンを持って帰ることが出来ないこと。
飲み干したビンは記念に持って帰れますが、中身の入った状態ではお持ち帰り出来ないようです。
まぁ現地でビールを飲むことが目的なので飲みますがね。(笑)
『風の谷のビール』はとっても口当たりの良いスッキリと飲めるビールでした。
と云っておきます、ほんとは”飲めた”という感動が大きくて味を細かく憶えていませんでした。(笑)
『ジブリ美術館』と『風の谷のビール』は人を幸せな気持ちにさせてくれる、とってもさわやかな場所とビールでした。
あぁ気持ち良かった。