「はっ?鉛??怖っ!!」
昨日仕事が終わって家に帰り着くと家の前に水をまいたあとがあった。
「水撒きなんてなんで?」と思い道路をよく見ると、道の真ん中あたりから水が滲み出ているではないですか。
そう水道管から漏水していたのである。
我が家は築20年以上で自宅前を車がバンバン走行する、いわゆる幹線道路の抜け道になっている。
このため給水管に伝わる振動が経年負荷になって漏水したんだろうとは思う。
漏水を止めてもらおうと水道局に連絡をした。
水道局は土日休みかなと思いながらコンタクトしてみたが、幸い昼過ぎに水道局から状況確認に来てくれた。
業者のかたは漏れ原因を探るのに”音”で探っている。
水道メーターの横になにか金属の長い筒を当てて水の音を聞いていた。
水が漏れている音が聞こえたのであろう、原因は水道本管から我が家へ水を引いている給水管から漏れているようだ。
その後は早かった。
その日のうちにユンボなど工事車両が到着して作業開始である。
既に夕方に近い4時前であるが、ありがたいことに作業を開始してくれた。
どうにか今日中に漏水が止まりそうである。
道路を切り裂いて工事するので結構本格的な工事である。
交通整理を行う整理員まで居ている。
交通整理は大げさなと思われるかもしれないが、ほんと我が家前はハンパな交通量ではない。それほど広い道ではないのにである。
なので交通整理はあって必然と私は思った。
穴を掘ったり、漏水箇所を探したり、トータルで3時間近く工事をしてくれただろうか。
漏水を止めて道路に掘った穴を仮埋めして工事終了である。
すでに7時近くであたりはもう暗くなってきていた。
工事の業者さんにはほんと感謝である。
あとは別の日に道路をきれいに整地して完了なのであるが、業者のかたから聞いた話では我が家は古い給水管を使っているそうである。
なんと”鉛給水管”を使っているそうだ。
今の時代に”鉛”!?と思った。
ご存知とは思うが鉛は人体に悪影響がある。
水道水の品質基準があるので安全な水であるとは思うが、鉛は人体に蓄積される。
安全な水でも毎日微量に体に入れていれば数十年単位で何かしらの影響がないとは言い切れないのではないだろうか。
20数年前に購入した建売住宅でも鉛管を使っていたのである。
ネットで調べると国の指導が1989年に通知されているようだ。
鉛管は新設せず、また既設管も塩化ビニール製に交換していくようにという指導だ。
ということは我が家の給水管は我が家が立てたその前から使われていたのか?
それとも我が町では指導が行き届いておらず、当時は鉛給水管はまだポピュラーに使われていたのだろうか?
この点はなぞである。
さいわい業者の話では水道局に報告して再度掘り起こして鉛管を交換することになるだろうとのこと。
調べると鉛給水管の撤去は全国でもまだまだ進んでいない模様だ。
鉛管を利用している世帯は全国平均で6.96%。
これだけ鉛の悪影響が認識されているのに…この数字はひどくないですか?
築20年以上たった家の建売や賃貸住宅の場合には、水道給水管に鉛管が使われている可能性があります。皆さんご注意ください。