『時間がないんだ青春は』のコピーを使った角川文庫にはもうドキドキでした。
当時の薬師丸ひろ子さんもよかったですが、私はこのころからキャッチコピーに興味を持つようになりました。
仲畑貴志さんは同じ高校の先輩だったので、もしかしたら自分もがんばったらコピーライターになれるかも!?
十代の頃にはそんな小さな夢を持っていました。懐かしいですね。
好きだったのは特に糸井重里さん。
彼の作りだす言葉には鍵を掛けたドアなのにノックとかもなしでいきなり入ってくる、そんな強烈な魔法が掛かっているかのようでした。
たった一行のキャッチコピーにハートを鷲掴みにされたことが何回あったでしょうか。(笑)
一行にどれだけの気持ちが詰まっているんだろう、言葉って凄い!!
ということを漠然と思ったのはこのころからです。
糸井重里さんが司会をしていたNHK教育(今はEテレ!?)の深夜トーク番組『YOU』。
この番組も糸井重里さんが上手に若者たちの気持ちを引っ張り出して毎週観ていた記憶があります。
コピーだけでなくマルチに活躍出来る人、惹かれる魅力がありました。
そんな糸井重里さん、最近の言葉にもまた私の心に響いた言葉があるんです。
『すなおに、すぐに、すっとやる。』
物事をうまく進めるのに一番いいのはどうすることか、それはとにかく骨惜しみをしないことがうまくいく、というのが糸井重里さんの鉄則です。
そのためには『すなおに、すぐに、すっとやる。』ですね。
私のような平凡な人間にも嫌なことややらされ仕事なんかもあります。
正直「嫌だな」と思いながら、「なんで俺やねん…」という気持ちで仕事するこもあります。
でも貧乏くじを引いたというマイナスの気持ちでは100%のパフォーマンスは出ないですよね。
嫌な時にこそ糸井さんのことばを思い出して、『すなおに、すぐに、すっとやる。』ことが必要なのかなと思います。
私はこの言葉を目につくように、いつでも思い出せるようにパソコンのデスクトップに貼り付けています。
やらないといけないのであれば、やると決めたのであれば、その仕事が一番うまくいくようにするために『すなおに、すぐに、すっとやる。』しかないです。
皆さんも実行すると決めたなら、『すなおに、すぐに、すっとやる。』を実践しませんか。
でもほんと言葉のちからは偉大であることをつくづく感じます…。