日本で暮らす外国人がますます増えている。
今年は過去最多の249万人の外国人が日本で暮らしているそうだ。
東京では20歳代の10人にひとりが外国人、さらに新宿区に住む20歳で絞り込んだら外国人は40%以上だそうである。
特に新宿周辺には日本語学校が多いので多くの外国人が集まっている。
ということは留学生として来日している人が多いのだろうか?
東京に遊びにいくとコンビニやファストフードなんかで普通に日本語をしゃべる外国人が接客してくれる。
外国人でバイトをしている人たちが我々の日常生活を支える働き手として大きな存在感をだしているのだ。
関西ではどうだろうか。
我が家のご近所にあるハンバーグ屋さん『びっくりドンキー』。
今はまだ外国人は働いていない。外国人は近所のスーパーでちらほら見るくらいである。
日本は労働人口が減少しているので外国人労働者、技能実習生や留学生を積極的に受け入れだしている。
政策の転換が外国人を招き入れているので、人数はこれからももっと増えるであろう。
ご存知と思うが、日本ではひとりの女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率が現在1.43。
出生数でいうと94万6000人だ。
国としては2025年までに出生率を目標の1.8にすることを掲げている。
人口減少に対して、今は国レベルで人工が減らないようにする努力を実施しているのだ。
だが人口減少の激しさから判断して、私は今のありようを変えていくことが必要だと思う。
人口が減らない努力はたとえ目標の1.8をクリア出来たとしても人口が減るスピードが遅くなるだけで増えることがなく減るのである。
出生率2.0以上ないと人口が減るのである。
私は現実を受け入れて社会や経済構造を変えないと日本が成り立たなくなると考えている。
どんな対応が必要かをリストにする。
まずは生産人口の減少対応から。
1,外国人労働者の受け入れ
2,移民受け入れの検討開始
3,高齢者定義の変更
4,健康寿命を伸ばす施策
1,外国人労働者の受け入れ
今以上に外国人の力を借りないといけない。
高度外国人材だけでなく一般の労働者も必要だ。
政府は受け入れる間口を拡げ出しているが、親日国の人たちが働きに来てくれるような魅力ある国に日本を持っていかないといけない。
2,移民受け入れの検討開始
日本は島国であるため他民族を受け入れることに抵抗感が強い。
いわゆる島国根性である。
移民受け入れ?治安悪くなるから反対とか、なんか嫌だなぁ…とかそんなことを云っている情勢はもう通り過ぎたというのが私の意見だ。
今の日本では移民受け入れの議論さえされていない。
現状把握が出来ていないのか、出来ていても口をつぐんでいるのかは分からないが今動き出さないと次の世代、我々の子どもが大人になったころ大変なことになりそうで怖い。
まずは移民受け入れの世論調査から初めてはどうか。
3,高齢者定義の変更
国連では60歳以上を高齢者と定義している。
日本では65歳以上が前期高齢者、いわゆる老人である。
だが日本は世界一長生きの国。若ものは少ないが年寄りは多い高齢化社会だ。
高齢者の定義を思いっきり引き上げて、75歳以上にしてはどうか。
74歳までは現役なので皆が働く。75歳以上でリタイヤで初めて年金を頂けるようにする。
今60歳代で元気なのに年金だけで生活している人たちが結構の人数いている。
私はこの人達を社会の損失と思っている。
スキルも経験もあるのに労働力になっていない、国のちからになっていないのである。
やはり高齢者定義の思い切った変更が必要である。
4,健康寿命を伸ばす施策
健康でないと働けない。健康であるためにはIoTやAIとか考えられる策を使ったヘルスケアで75歳までは働けるように健康寿命を伸ばす施策を考えてほしい。
外国人の受け入れは、同時に外国人を孤立させない努力が必要である。
地域に入り込めなかった外国人がいるとどうしても治安面が心配になる。
受け入れと同時に日本語を教えることで外国人を孤立させない努力が必要だろう。
次は出生率を上げる対応。
これは子どもを産み育てる夫婦が子どもを産むのがメリットと思えるくらいの経済的助成をする。そうすると数字は上がるとは思う。
例えば3人目の子どもからはひとり増えるごとに1,000万円もらえるとか。
今は子どもひとり育てるのに3,000万円位かかる。これが家計の負債と考えている人もいる。
子どもを持つのが負債と思えないくらいの助成や補助が必要ではないだろうか。
今の世の中はスピードが早ので、5年もたつと情勢がごろっと変わっているかもしれない。
若ものがまだ若ものでいる今の間に、次の世代へバトンを渡す準備を進めよう。
年寄りばかりを優遇する社会のありようを変えていくしかない。