mac-3's blog

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会社はなぜ組織変更するのだろう? リカーリングモデルへの変革。

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会社はなぜ組織変更するのだろうか?

私は組織変更は会社から社員への明確なメッセージだと思っている。

経営環境は変化している。

特にここ数年で大きく変わったのがモノ消費からコト消費への転換である。

今までは商品単体を売って売上高を上げてそして利益を出せていればよかった。

だがこれからは商品単体の売り切りではダメでコト消費、使っていただくことで継続的に収益を上げないといけないこと。この変化を大きく云われている。

 

たとえばテレビ、冷蔵庫やエアコン。

何台売り上げたから今期これだけ利益が出た、でもそれだけでは会社の経営層からは良い顔をされない。

「がんばった」とは云ってもらえるかもしれないが、経営層が期待しているのは今の収益だけではなく、これからどうやって稼いでいくかということ。

 

例えば日本は人口が減少しているのでコモディティ化した商品の国内販売数は必ず落ちていく。

またコモディティ化した商品の場合は価格競争力が高い海外メーカーから低価な製品攻勢を仕掛けられるかもしれない。

コモディティ化した商品はどうしても国内メーカーがコスト高になるため、競争になれば売上も利益も落ちていくと考える。

 

なので経営層はソニーで云うところの『”カーリングモデル”を構築しろ!』という。

カーリングモデル”とは商品を売るだけでなくて、売った後からもお金が入ってくる仕組みのことである。

簡単な例でいうとプリンタはカーリングモデルだと思う。

プリンタを買ったお客さんはインクリボンを後から必ず購入してくれる。

例えばゲーム機。後から必ずゲームソフトを購入する。

このように、その製品を利用してくれるお客様がいるかぎり購入された後からもお金が入ってくる仕組みを作れというのが今の経営層の考えである。

 

商品単品で売るだけではダメ、システムとかソリューションを売らないといけない。

ソリューションとして売ることで売りっぱなしビジネスからカーリングモデルに変換して、売った後からでもお金を回収する仕組みが作れるのであろう。

 

製品購入してその製品のサービスを利用頂く、そのサービス利用料を毎月回収する。

お客様を引きつける魅力あるサービスをどれだけ提供出来るか、そこがこれからの商売のポイントになるのだとは思う。