一夜限りの夢物語。
受けた感動が大きすぎて一夜明けた今でも確実に私の心を締めています。
化物語に代表されるアニメ〈物語〉シリーズ、10周年記念となる《一夜限り》となる歌と朗読の祭典『〈物語〉フェス ~10th Anniversary Story~』に参加してきた。
ライブ会場は幕張メッセです。
10連休明けの今回はちょっと幕張までいけませんが、全国でライブビューイングされるようなので私は大阪会場の”梅田ブルク7”で参加しました。
ライブビューイングは現地からのライブ映像を映画館のスクリーンに映写して楽しむ方法です。
でも物語シリーズはみんなに愛されていますね。
ほぼ満員のライブビューイング会場を見て、こんなに物語シリーズを好きなひとが多かったかとあらためて思った次第です。
化物語がテレビ放送開始されたのが2009年7月。
あれから10年になるんだ、というかまだ10年しか経過していないんだというのが正直な気持ちです。
物語シリースの一番はやはり”化物語”。
戦場ヶ原ひたぎさんがバナナで足を滑らせて階段から落ちてくるシーンから始まって、
あららぎくんとひたぎさんの初デート、そして同じ星空を見ながらの初めてのキス…。
そんなシーンを思い出す”化物語”が私の中で一番の物語シリーズです。
今回のライブは声優さんによる朗読と歌で構成されています。
歌は物語シリーズが好きな人は皆が知っている歌です。
各ヒロインの声優さんが歌われている曲で、今までの物語シリーズを凝縮させた内容でした。
ライブは歌と朗読によって物語が進んで行きますが、中でも忍野扇さんと忍野忍さんの掛け合い朗読、朗読だけで観客を引き込める声というか演技のちからが凄かった。
この二人の朗読で自分も含めて会場全体が息を呑みこんで注目していることが分かったのである。
なぜ分かったかとか、どうすごいとかが言葉に出来ないのがもどかしい。
でも確実に会場全体がその場面に引き込まれいた。
あの場面をリアルタイムで観られただけでほんと参加した価値があったと思えるくらいに凄かった。
ブログで伝える力、私の言葉では力が足りないのであの場面を凄かったとしか表現出来ないのが悔しく感じます。
ライブのエンディングは物語シリーズ”化物語”のED曲である『君の知らない物語』が流れてきました。
出演者と演奏者が舞台から退場していく本当のエンディングでこの曲が流れて、「あぁ10年経ったんだな、ひとつの物語が終わったんだな…」とふと物悲しさが襲ってきたんです。
するとそれまで楽しんでいた気持ちが突然に寂しさに襲われて、思わず涙が…。
周りの人に気づかれたかもしれないですが、暗い映画館でよかった…。
物語シリーズの小説はまだ続いていますし、アニメも続編がありそうです。
でも今のライブ、10周年という段階のライブは今しかありません。
物語シリーズを知って、そして10周年のライブに出会えて参加が出来たことをここに記しておきたいと思います。