今日から公開された映画『ソラノカナタ』を観てきた。
この映画のタイトルですが、「モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ」が正式なようである。
私はゲームをやらないので『モンスターストライク』は知りません。
でもこの映画はゲームを遊んでいなくても楽しめる作品でした。
その理由は、作品の中に含まれている”絆”であるとか、”誰かを守る”であるとか、”自分を信じる”であるとか、物語の核になる要素が誰にでも単純に受け入れられることが出来るものが柱になっているからだと思います。
どんな映画かを簡単に説明すると、「ひとりの少年が成長する姿を通して、人間とモンスターが共存出来る社会を主人公が構築する」そんなお話しだと私は感じた。
ただ狙いとするポイントがたくさんありすぎて狙いが拡散してしまっているとは思えた。
最初、普通に人間の街で暮らしていた主人公のカナタは自分になにが出来るんだろう、何を守ればいいんだ、何を守れるのだろう。
そんな気弱な少年だったが最後は自分を忘れずに戦って勝った。
誰もが間違っていてそして間違っていない…。
この映画は大切な要素が何個も盛り込まれている。ちょっと子供向けとするには盛り込み過ぎだったのではないかと思う。
どうしても途中で話が強引になるところがあったし、これは??…と目についてしまう場面もあった。
でもキャラクターは魅了的だし随所にバトルもある。ゲーム的なお話しが基本なので分かりやすいからあっという間に時間が過ぎていく映画だった。
ここ最近に観たアニメ映画は、変にこだわって訳が分からなくなった作品とか、伝えたいことが伝わらない未完全な作品だったのと比べれば、色んな要素を盛り込みすぎくらいのアニメ作品のほうがはるかに魅力的だと私は思う。
こらからこの映画を観てみようと考えている方は、色々と想像して期待して観ても大丈夫です。決して期待を裏切らない良い作品だとは感じてもらえると思う。
ただし期待値を越えるような作品ではありません。
そこを理解して観ることが出来たれば大人が観ても十分堪能出来るアニメ映画だと思う。
私は21:00から上映スタートする、その日の最終上映で観ました。
やっぱりおとなが観る場合、周りに子どもたちが観ているとどうしても周りが気になります。
子どもたちが観ること出来ない時間帯を選んで最終上映で観るのをお勧めします。
ひとりで観る映画は前の座席を確保しましょう。
泣いても笑っても周りを気にしない観れる。
ひとりでニヤニヤして映画を楽しむことも映画の楽しみかたのひとつですよね。(笑)
※上映時間:1時間50分くらい。(開演後の上映予告編を含みます)