mac-3's blog

好きなことを楽しむブログ。

「モーモー」言えないオトナ達ち。

子供はわがままなのがあたりまえ。

子供は不満があるとすぐに「ブーブー」言うものです。

 

私も子供時分は同じです、すぐに不平をことばにしていました。

不満があるといつも言っていたことばがあります、それは「ブーブー」ではなくて「モーモー!」でした。

「モー!」「モー!」と不満をことばで表していたのです。

 

 私は3人兄弟の末っ子、わたしの上に兄と姉がいます。

小さな子供の頃は遊ぶ相手は兄姉でした。

兄姉と遊ぶと必然的に兄姉の友達とも一緒に遊びます。

時には大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんともあそぶこともありました。

 

大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんに混じって小さな子供が遊んでいると、どうしてもからだの大きさや体力から負けてしまいます。

 

かけっこをすれば後ろから付いていくだけでしたし、ドッジボールも遊びに混ざっていただけかもしれません。

 

私の負けず嫌いの性格のせいでもありますが、かけっこに負けたり、ボールを当てられたり、いたずらされたりした時に、「モー、やめて!モー!」といつも叫んでいた記憶があります。

不満があるとすぐにことばにした時期でした。

 

「モーモー」と言うことで必死に抵抗していたのだと思います。

一緒に遊んでいたメンバーからは「お前はモーモー星人か!」とよく言われていたものです。

 

思うと子供は不満があると直ぐにことばに出来る。

すぐに感情をことばに出来る。

これってすごい事ですよね。

 

おとなになった今であれば、下積み経験を積んだ人であればあるほどに、人は感情をことばにしにくい…そんなことはないでしょうか?

 

いつからでしょうか?

素直にその時の感情をことばに出来なくなってきたのは。

たぶん小学校から?

 

小学校では同い年の子が同じメンツで一年間クラスチームで過ごします。

クラスメートは対等の立場。

でもスタートしてしばらくすると次第にチカラ関係がはっきりしてきます。

クラスの中で自分の立ち居位置が分かってきます。

 

小さなころは不満をことばにすれば、その不満が解決することがありました。

だからことばを発していたのだと思います。

でも同じ立場でチカラ関係が形成された小学校では、いくら不平をことばに発してもだれも聞いてはくれません。

皆んなに無視されるか、それとも「うるさい!」と一喝されるだけでしょう。

 

ましてや大人であればなおさらです。

不満をことばしているようだと危ない人に思われてしまいますね。

 

いつの間にか感情を抑えるようになったから、不満をことばに表せないおとなだから、心に貯まる不満をガス抜きすること考えないといけません。

子供は「モーモー」言えば良いですが、大人は「モーモー」言えないのですから。