それは突然やってきました。
でもそれは、みんなのライブに対する思いを考えたら必然だったのかもしれません。
それは、緑黄色社会の持ち歌があと一曲となる前に起こりました。
コロナ渦の今、今日のライブはいろんな制限がありました。
スマホにコロナ追跡アプリをインストールするとか、大阪コロナに登録するとか、検温するとか。
会場に入場するだけでも大変です。
観客はマスク必須、マスクを外すときはソーシャルディスタンスを考えないとダメ。
大きな声を出すことも禁止です。
だからアーティストに対して観客は拍手で感情を表現していました。
観客は歌が一曲終わるごとに、「ブラボー!」って思いを拍手に込めて気持ちを表していたのです。
でもこの時、ラスト一曲となったこの瞬間だけは、それまでと少し違いました。
会場から拍手が鳴り止まなかったのです。
その瞬間、私も思わず「うゎっ」と声が出そうになりました。
感情があふれそうになったのです。
鳴り止まない拍手にステージ上の緑黄色社会ボーカル、はるさんが泣いています。
ステージ上のアーティストも、観客も、そして主催者も、この瞬間は万感のお思いが込み上げたのではないでしょうか。
この瞬間、長い自粛を経たライブにみんなの思いがひとつになったんだと思います。
そこにはるさんの涙がプラスされたら拍手が鳴り止むわけがないですよね。
コロナウイルスによる自粛であらゆるライブがキャンセルとなりました。
緑黄色社会も観客を前にして歌うのは8ヶ月ぶりみたい。
私だって2月のみゆはんライブから約半年ぶりのライブ参戦です。
長くライブに参戦出来ていないから、ライブに対する”思い”があります。
はるさんも自粛中は、「もう観客を前にして歌うことが出来ないかも」って思ったかもしれません。
私もですが、観客も同じようなこと考えた思います。
「今までみたいにライブ聴くこと出来ないのでは」と思ったかもしれません。
でもいろんな制限が掛かってはいますがライブが開催されました。
参戦した観客は「人が集まるライブに参戦して大丈夫か」と考えたことでしょう。
でも勇気を振り絞って、みんな参戦したと思います。
みんなのそんな思いが、あの瞬間に拍手と涙で表されたんだと思います。
大阪城音楽堂で開催された『MORNING RIVER SUMMIT 2020 SPECIAL 2MAN LIVE!!』。
超大型の台風10号が気になる日でしたが、私にとって記念すべきライブ復活の日になりました。
暮らしになくてはならない音楽ライブです。
「ライブは死んでいない、まだ戦える!」ですね!