新聞を電子版に切り替えて数ヶ月たちました。
毎朝、自宅の郵便受けまで新聞を取りに行かなくなって、今までより朝寝坊が出来るようになったかもしれません。
電子版はスマホで読めるのでとても手軽です。
会社の休憩時間とか、コーヒーを飲む5分くらいの時間に片手にスマホを持って新聞を読むことも出来ますし、通勤電車内で読むことも簡単です。
スマホで読む手軽さ、”いつでも読める”と言うのは電子版の最大の特長だと考えます。
けれども新聞を電子版だけ利用するスマホで読む生活をしていると、本来の新聞の持つ良さが消えてしまったように感じます。
紙版で感じていた新聞の魅力を電子版では享受することが出来なくなったのです。
新聞をなぜ読むのでしょうか? 新聞の魅力とはなにでしょうか?
私が思う新聞の良さと魅力は以下だと思います。
・昨日の出来事がカテゴリー別に一覧でまとめられていること。
・自分の知らないデータを知ることが出来ること。
・興味がない分野の情報も知ることが出来ること。
新聞はトピックの1面から総合面そして文化面まで、多種多様な情報が網羅されています。
昨日あった出来事はもちろん掲載されていますし、問題を深堀りした数値データまで記載されています。
まさに私の知恵袋と言える存在でした。
新聞に載っている情報はネットを使えば同じ情報を手に入れることは出来ます。
さらにトピックなんかは新聞以上の情報が手に入りますし、しかも最新情報が手に入ります。
深読み記事でさえ、ネットを使えば入手することは出来ると思います。
でもね、人間ってどうしても興味があることにしか目が向かない動物なのです。
ネットで検索しても、トピック一覧を見ても、選ぶのは興味がある記事だけ。
人間の脳が読むべき話題やトピックを選別しているのです。
紙版の新聞であれば大きな紙面一覧に記載があるので、目的以外の記事でも目に入ってきました。
思ってもいなかった情報との出会いがあったのです。
でもスマホを使って電子版ではこの出会いがほぼありません。
スマホを使った新聞閲覧は画面を拡大して見るスタイルのせいか、関心記事以外に目が向かなくなったのです。
知らない情報との出会い、新たなデータと出会うチャンスが電子版ではなくなりました。
この先、新聞購読をどうしようかと悩んでいるところです。
いまさら紙版に戻るのも違うように思うし、いっそのこと電子版の新聞購読を止めてしまおうかとさえ感じています。
興味が薄い、けど将来役立つ情報とか、数字とか、そんな情報がネットで入手出来るようになるといいのですが。
この先、新聞はどうなっていくのでしょうか?