いつの間にか日本の企業は様変わりしていました。
わたしが働いている会社は数年前に海外企業に出資してもたって外資企業になりました。
外資企業といえば、もっとドラスティックな会社とか、ばっさりと人を切る風土とか、色々と負のイメージを持っていたのですが、今まで働いていたのとさほど変化は感じません。
でも会社の上げた利益は海外に流れているでしょう、確実に。
だって外資企業なのだから当然そうなると思います。
ちょっと気になったので外資について調べてみました。
調べると日本発祥の企業なのに外資企業といえるくらい、海外が株式を押さえている会社がたくさんあります。
株式の50%以上を海外株主が押さえている会社が日本の大手企業にたくさんあるのです。
その記事リンクを貼っておきます。
日産やシャープは分かります。
マスコミに大きく取り上げられましたから。
でもそれだけではありません。
外資企業のとらえ方にもよりますが、これらの会社では株式の50%以上を海外の人々が押さえています。
ソニーは業績が絶好調で利益1兆円超えしたみたいです。
この上がった利益は外資資本なので一部が海外に流出していきます。
今まで日本企業が利益を上げると、日本が儲けていると思っていたのです。
でも実は違っていたことになります。
日本企業であれば、日本に利益が上がります。
そうすりゃ、お金が日本国内で回って日本が潤うハズなのです。
でも海外に流出するとなると違います。
日本企業が稼いで海外がうるおう。
そんな状況になってしまうのです。
これってあまり知られていませんよね。
けど、知らない間に企業の資本は大きく様変わりしていました。
出来れば、日本の企業がもうけたお金は、日本で循環して欲しい。
日本がうるおいますから、これは私の思いです。
でも必ずそうでなければダメと云う訳ではありません。
うちの会社のように資金に困窮している会社だってあるでしょう。
その時に手を上げてくれる、資本援助や協力してくれる会社が、海外の会社であっただけかもしれません。
そう考えると、別の考えが出来ます。
グローバル化が進む今では、海外を排除なんてことは不可能です。
となると、海外企業と協力する、外資を排除するのではなくて活用すると云う意識が必要なのでしょう。
添付したリンクを見ると、日本の老舗と思っていた会社だって海外資本です。
確かに利益を吸い上げられるのはどうかと思っちゃいますが、世界的にみても同じ傾向です。
何も日本企業だけに海外資本が注入されているわけではありません。
グローバルな時代なのだから、国際的に資本と利益の流れが入り乱れてくる。
この流れは必然だったのかもしれません。