日本の職場でも、英語でトークするのが必然になってくるでしょうか。
日本の職場もグローバル化が進んでいます。
その昔は日本で部品を集めて日本の工場で生産、そして出荷していましたが、今ではほぼ海外工場とつながっています。
つながっている工場も少し前までは中国の工場でしたが、今は、よりリスクが少なくて安く作れる国、ベトナムやフィリピン、そしてマレーシアとかで作るようになりました。
中国以外の工場とつながるのが主流になったと思います。
日本で勤めていても海外工場とのやりとりはもちろん英語です。
ベトナム語やタガログ語など現地語なんて出来ないですから、世界共通言語である英語で会話するのは必然だと思います。
そんなことで英語を使う機会は確実に増えてはいますが、多くの日本の会社内、オフィスでは普通に日本語で会話しています。
日本で勤めていると、日本語で仕事をするのが当然と言うか、それが普通です。
でもこの状態って、ずっと変わらないままでしょうか?
今までは日本も日本企業も強かったですね。
また物理的にも日本は島国なことからも海外からアクセスが少なかった。
グローバルと言えど、相手がこちらに向いてくれた。
だから日本では日本語だけで十分だったのだと思います。
でも今や日本は世界のトップを走っていません。
経済指標のGDPを使って国の経済的豊かさを比較しても、今の日本のGDPは世界第3位。
一人あたりの名目GDPで言うと、2020年データでは日本は世界第30位です。
人口5,000万人以上の国だけにしぼってみればまだ第6位ですが、日本は生産性が低い国とも言われていますし、生産人口の減少が顕著であることから、この順位はしばらく下降していくと私は思っています。
そうすると海外資本はもっと日本に入ってくるでしょうし、縮小する日本マーケットで会社業績を伸ばすのは至難でしょうから、今以上に海外取引が増えていくでしょう。
そんな近未来を考えたら、会社での会話が日本語だけで成り立つとはとても思えないのです。
今は海外取引先との会議と英文メールで英語を使うくらい。
グルーバル化が進んだといえども、「会社内で英語でやりとりが当たり前」と言う文化は、今のところまだ形成されていません。
この状態、まだしばらくは大丈夫だと思います。
ですがコロナ禍で時代が変わった今、私には日本のオフィスでも英語を使うのが当然となる日がくる気がしてなりません。
オンライン英会話のフィリピン人先生に話を聞くと、フィリピンでは仕事中の言語は、すべて英語みたいです。
「日本のオフィスでは、日本語を使って仕事をしている。」と話すと、とても驚かれます。
すでに時代は変化しています。
日本でもいつの日か仕事で使う言語は英語なのが当たり前。
そんな日がくるかもしれませんね。