山はいいですね。
京都の北山に建立されている鞍馬寺まで、月1度のお参りを初めて1年を超えました。
毎月お参りをしていると、お寺も山も少しずつ表情を変えていることが分かってきます。
春には春の顔、夏には夏の顔、そして雨降りには雨の顔を、違った表情をわたしに見せてくれるのです。
毎回、同じ場所でまったく変わりがないハズなのですが、時には汗をかいて歩いたり、時にはぬかるんで歩きにくかったりと、違った表情を見せてくれます。
まったく同じ表情は見せてくれません。違いを感じさせてくれるのです。
わたしはどの表情も好き。
明るく晴れた日には汗をかきながら歩きますし、雨上がりにはぬかるみを避けて歩きます。
どの時期の鞍馬寺がおすすめ?
初めて鞍馬寺を感じるには、晴天の晴れている日がよいと思います。
雲の動きも分かりますし、いろいろ見えてくるかもしれませんしね。
でも本当のおすすめは、実はわたしも分からないのです。
鞍馬寺のパワーを最大に感じたのは今年の7月に参拝したときです。
この時は人もそれほど多くなかったですし、ひとりでも参拝しやすい環境だったと思います。
金堂を普通にいつもどおり参拝して、次は奥の院へ参拝した時でした。
奥の院にはだれも参拝しておらず、私一人が参拝出来る状態でした。
いつもと同じ手順で参拝したのですが、その時に感じたパワーが、”気”がすごかった。
前面からこちらに向かって、すごい”気”が押し寄せてきたのです。
わたしも負けまいと、”気”に向かって、一心不乱に拝んでいます。
あのパワーは、たぶん今まで感じた最高のパワーだったかもしれません。
他の神社や仏閣を含めても、あれだけのパワーを感じたことがありませんでしたから。
もし、鞍馬寺のパワーに出会うことが目的なのであれば、わたしと同じように数多く参拝するしかないかもしれせん。
もし観光目的であれば、やはり山とお寺がきれいな春と秋がおすすめです。
一番おすすめの時期は4月、金堂前の境内にいろんな花が咲いてとってもにぎやかです。
ただし、花なので咲いている時期は短いです。
5月には花を見ることが出来ません。わたしも出会えたのはこの4月だけでした。
次に出会えるのは来年の4月でしょう、たぶん。
4月は無理という方は、秋がよいと思います。
秋は山がとってもカラフルになる季節です。
夏の山は緑色ですが、秋になると木々が赤や黄色に色を変える。
みどりと青とそして赤。黄色も混じって、にぎやかな山を観るのはとっても楽しくなってきます。
本当は冬の寒い日もおすすめなのです。
だって、汗をかかないで山に登れるのですから。
もうすぐ秋がやってきます。
来月以降はコロナも少しは落ち着くでしょうから、お出かけしてみるのも良いかもしれませんね。