いよいよ日本の会社組織がやばくなってきました。
少子高齢化、そして生産人口の減少によって、職場の人間は移り変わりが少ないですよね。
ずっと同じメンバーで仕事をしているイメージなのは珍しくありません。
先日から話題になっているのは、サントリーの新浪社長が経済同友会のセミナーにおいて発言した「45歳定年制」、これって世間で波紋を呼んでいます。
私はセミナーに参加をしていませんし、新浪社長の真意も計り知ることはありません。
でも発言から言いたいことの想像は出来ます。
言いたかったこと、それはたぶん「仕事に流動性を持たす」ことなのだと思います。
今、日本は社会構造の変化で働きかたを変える時にきています。
今までは終身雇用でしたが、物を大量に生産して販売すると言うやり方が終わりを迎えたと言うことで変化を求められているのです。
日本は日本にとどまらず世界にまで拡がって、戦後の落ち込みから世界第二位の経済大国にまで復活しました。
でもこれからは少子高齢化です。
さらに、ものを大量に作るのだって海外のほうがコスト安く作れるのです。
何も日本にこだわる必要もありません。
日本の競争力も落ちています。
売り切り商品を大量に世界に売りさばく商売は、もはや成熟した日本には無理になったたでしょう。
これからは「ものを売る」ではなく、サブスクとかリカーリングモデル、そしてコトづくりへと変革すること言われていますよね。
ものを売るだけじゃ儲からないから、顧客がお金を払い続ける仕組みを作れ!と言われています。
それが今の日本です、会社です。
そんな社会変革がある上での少子化です。
働く人がいなくて新しい人が入らないものだから、どこの職場も同じメンバーで硬直化をしています。
そして私が思うには、そろそろどうにもならなくなる時期にきたように思うのです。
従業員の高齢化で長く同じ仕事をしている人、従業員も定年を迎えるようになりました。
新たな人の補充がままならない中で、多くの離職を迎える時代に突入するのです。
みんなが定年後も同じ職場で働き続けるとは思えないですし…
日本はどうするつもりでしょうか?
どうにもならないようにも思うのですが。笑
新浪社長はそんな未来を見据えて、出てきたのが「45歳定年制」ではないかと思うのです。
終身雇用がなくなりつつあって社会情勢が変化した今、ひとつの会社で働き続けることが不可能になっています。
60歳以降も働くことを考えると、サラリーマンはみんな最低1回は転職する可能性があるのですから。
そうすると60歳すぎから転職するのではなくて、もっと早くに45歳くらいから第2の職業に着くことを考えるほうがよっぽど前を向いています。
45歳で定年して再度就職をする、または自分で商売とか事業とかやり始めるとか。
第2に人生がここから始まるのです。
結構この考え、わたしは好きです。
少子化が進むと、ひとつの仕事では社会が回らなくなって、ひとり2つ以上の職につかないといけません。
それが当たり前になってくるとわたしは思うのです。
60歳を過ぎてから動くのと、45歳から動くのでは第2の人生で充実度が変わるような気がしませんか?
たぶんそっちのほうが楽しい、私にはそう見えます。