日本でも猛威をふるいだしたコロナウイルスのオミクロン株。
つよい感染力が話題になっています。
オミクロン株はデルタ株やそれ以前のコロナウイルスと比較して、はっきりとした特長を持っています。
おもに海外から聞こえてきた話ですが、ひとつは急激に感染者が増加すること。
と言うのも、どうもオミクロン株は接触感染でも飛沫感染でもなくて、空気感染と言われているからです。
空気感染はデルタ株のときも話題にはなっていましたが、今はそれ以上です。
感染者数、感染経路などから、オミクロン株は空気感染がより鮮明になったのではないでしょうか。
オミクロン株が空気感染だと考えた場合、例えばレストランで30分間の食事をする。
もし近くの席に感染者がいて、お互いマスクなしで食事をしていると考えると、そのレストランが接触や飛沫のコロナ対策をしていたとしても感染してしまうでしょう。
同じ空気を吸うだけでウイルスに感染する。
それが空気感染、非常にやっかいです。
感染を防ぐのはほぼ不可能です。
感染のしやすさから考えると、オミクロン株によってコロナウイルスは風邪と同じレベルにまでポピュラーになったと考えるべきと思います。
次の特長は、入院率や死亡率が低いこと。
以前のデルタやそれ以前のコロナウイルスと比較しての話だが、海外の話では入院も死亡率も低いそう。
ただしここで油断していけないのは、感染率が高いと言うこと。
分母となる感染者数が以前よりずっと多いことを考慮しなければならない。
さらに言えるのは、今はワクチン接種者が多いということ。
ワクチンを接種したことにより同じ罹患としても、ワクチンの抗体によって重篤化するのを防いでくれていると考えるべきでしょう。
入院や死亡率が低いオミクロン株と言えど、ノーガードで感染した場合はやはりそこそこの重篤化、そこそこの入院率や死亡率になるだろうと思います。
これだけ感染拡大が鮮明になると気を付けるのは、感染すること、そして街のロックダウンです。
街には感染者だけでなく、濃厚接触者もあふれるくらいになるでしょうし。
休むひとや自宅待機のひとが、たくさん出ると思われます。
会社ではXデーに備えて、何を準備しておきか、どう行動するかをきちんと考えておくべきでしょう。
私が言うXデーとは、もちろん会社への出社が出来なくなること。
「在宅なしで出社することが基本」の我がオフィスでも、感染者が出たりクラスターが疑われる場合にはオフィスをクローズするでしょうから。
その期間が短いか長いかどうかは分かりませんが、たとえ突然にそんな場合になっても、慌てることなく、どう行動をするかを考えておくことです。
それくらいに今回のオミクロン株は拡がりそうだと、私は思います。