牛のゲップって知ってます?メタンで出来ているそうです。
地球温暖化の気候変動に及ぼす影響の大きい、あのメタンを牛がゲップで排出しているのです。
「たかだか牛のゲップやん、大したことないやろ?」と思わないでください。
まず牛って、一分間に一回はゲップをするそう。
牛もゲップをするんですね。知りませんでした。
人間みたいに「ゲップ」って音や声が出たりするわけではないので分かっていないだけだそうです。
牛は食べた植物を消化しながらゲップを出しているそうです。
さらに牛の飼育数がすごく多い、世界に15億頭が飼育されているみたいです。
日本の人口は1億2千万人。
もし牛が一箇所に集められたら大国になるくらいの頭数です。
牛の帝国が出来そうですね。笑
この数字を見ただけで分かります、地球環境にどれくらい牛のゲップが影響しているのかが。その数字が大きいのかが。
今世界で発生している温室効果ガスの約4%(CO2換算)を牛のゲップが占めると言われています。
牛以外にもヤギや羊など、反芻(はんすう)動物と言われる動物たちはゲップやおならでメタンを排出するそうです。
でも牛と比べるとヤギや羊は体の大きさが10分の1くらいですし、なんせ食べる餌の量も少ないのでゲップも小さく大きな問題にはなりません。
やはり環境にまで影響するのは牛のゲップです。
今世界では牛から排出されるメタンを抑えようと色々な研究がされています。
研究の話は聞こえてきても、地球温暖化を抑制するために、「牛肉食べるのを止める」とか、「牛乳を飲むのを止める」とか、そんな話はまったく聞こえてこないですね。
さすがにやっぱりです。
そりゃそうでしょう、地球は排気ガスをなくそうと、近未来には電気自動車だらけにする目論みがある人たちだらけなのだから。
でも牛のゲップからメタンを減らすなんてことが出来るのでしょうか?
これってどうも出来るみたいです。
メタンをゼロには出来ないですが、80%削減くらいまでは出来ないこともないみたいです。
ただし、牛に与える餌の調整が必要だそうです。
そうなると牛の飼育者からすると、エサ代が気になりますね。
温暖化対策が出来るにしても、高価な餌が必要となるとどこまで普及がするのか。
どこまで対応が出来るのかが分からなくなってきます。
ある程度は普及したとしても、そのためにかかった費用は必ずエンドユーザーの我々に返ってくるでしょう。
最終商品の牛肉や牛乳代が値上がりすることが目に見えています。
「環境対策にはお金がかかる。」
今やこれは当然になりますし、これを選ばないと言う選択はなくなるのではないでしょうか。
「対応できない」イコール「淘汰される」…そんな気がします。