シビックタイプR、納車前の全損事故は新車価格が返ってこない話。
車の事故は怖いです。
今日は事故の話題、シビックタイプRが赤信号無視の車と衝突した事故がネットを騒がせている話です。
この事故がピックアップされた理由は、車がまったくの新車だったこと。
だって、納車前日にディーラーの人がテスト運転で起こした事故ですから。
そしてシビックタイプRと言うレアな車、400万円を超える車であったことです。
この2つの理由から、よくある自動車同士の事故なのに、ネット上で大きな話題としてピックアップされました。
この車を購入されたかたは、ほんとにご不幸です。
明日は納車!と、るんるん気分でいたのに納車前に事故られたのですから。
納車前の事故ですから、責任はディーラーとドライバーにあります。
納車待ちの客からしたら、まったくの新車を要求するでしょう。当然でしょうね。
信号無視で車をぶつけた加害者からすると、保険会社対応で話を進めるでしょう。
と言うか、わたしの場合はそうでした。
以前に10tトラックにぶつけられた時に感じたのは、事故処理のあとは事故を起こした当事者はほぼ感知をしないということ。
人身事故なら別かもしれませんが、加害者とは事故した場面でしか会うことがなかったです。
あとはすべて保険会社が対応でした。
加害者の保険会社と被害者の保険会社が双方で事故割合とか費用とかを話し合って決めるだけ。
それが今の自己処理みたいです。
ニュースで話題にあがったのは、納車前の事故なのに、保険会社から提示された金額が新車価格に到底届かない180万円であったことです。
この金額にディーラーは怒り心頭のようですが……これが今の常識なのですよね。
ディーラーとしてはもう一台新車を手配して客へ渡すことになりますから、到底納得ができないでしょう。
ではどうするか?
保険会社を突っついても、保険会社は会社規定のルールに基づいた額しか支払いませんから、到底新車価格の400万円まで出すはずがありません。
納得が出来なければ、ディーラーは加害者に対して民事訴訟の裁判でも起こして、お金をぶんどるしかありません。
でもそれではお金も時間もかかるでしょうし、たぶん年単位で疲れる行為になるだけのようにも思えます。
しかも満額400万円を回収出来る保証なんてない、と言うか無理ではないでしょうか?
いくら事故割合が10対0でも、納車前の”商品”の事故でもです。
ディーラーからみたら納車前の商品かもしれませんが、一般道を走っているなら、それはやっぱり商品ではなく社会の目からみたら”車”ですから。
裁判と言うのは判例とか社会的概念で決まると思うのです。
と言うことは、ここは「素直にすぐにすっとやる。」の気持ちでいくべきとわたしは思います。
でも車のディーラーって、納車前にテスト走行するのですね。
知りませんでした。