なぜハンドドライヤーは解禁されないのか。
長崎に旅行をして感動したことがあります。
それはハンドドライヤーが使えたこと。
ハンドドライヤーって色んな名前が付いていますね。
ジェットタオルとか、エアータオルとか。
呼び名はいろいろですが用途は同じです。
温風のエアーを勢いよく吹き出して、手の水滴をふき飛ばす装置です。
わたしが住む関西ではハンドドライヤーは2年前から全滅状態、どの施設でもコロナ禍で使用中止する云々カンヌンの張り紙が貼られています。
みなさんの住む街でも同じではないでしょうか。
わたしは長崎で利用するまで、長くハンドドライヤーを使っていませんでした。
ハンドドライヤーが利用出来ることを知ったのは偶然でした。
長崎のショッピングセンター「ゆめタウン夢彩都」で食事をしたあとにトイレでハンドドライヤーを使う音が聞こえてきたのです。
あの「ゴー」っと言う音を聞くのは久しぶり、でもわたしの耳はハンドドライヤーの音を忘れずに覚えていてくれたのです。
ハンドドライヤーを見ると張り紙がしてありました。
これって利用が出来るみたいです。
実際に利用をしてみましたが…もう快感!!!!
手を拭くのにハンカチを使わなくていいのがこんなに楽だったのかって思いました。
わたしは手を拭いて濡れたハンカチをポケットに収納しておくのがどうも好きになれません。
ポケットにジメジメ感があるのを許せないのです。
ハンカチを使いたくない…
その思いから、ハンカチを持ち歩かずにポケットペーパーを使って、”使い捨て生活”をしようかと考えていたところです。
でももしハンドドライヤーが復活するなら…そんな必要はありませんよね。
長崎から期待して関西に帰ってきたのですが…ダメでした。
関西では相変わらずの利用禁止です。
長崎の説明を見ると「日本経団連より〜」の記載があります。
と言うことは、経団連がハンドドライヤーの利用を中止させたのでしょうか?
確かに経団連では2020年5月に「オフィス」と「製造事業所」を対象に「新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」が策定されていました。
でもこれって事業所向けですよね?
遊戯施設や神社仏閣その他には関係ないようにも思います。
ここにも日本人の特長が現れているようです。
他の施設が実施しているから、うちもやらないわけにはいかない…
そんな思いが蔓延しているのでしょう。
しかも経団連が作った新型コロナ予防のガイドラインですが、すでに2021年4月に改定されていてハンドドライヤーを利用停止する記述は削除されています。
何をもって日本ではハンドドライヤーを規制しているのでしょうか?
たぶん各施設の自己判断だとは思います。
クレームとか言いがかりをつけさせないために、より安全に振ると「利用しない、させない」判断になるのでしょう。
では長崎のショッピングセンターのように施設の考えを明確に張り紙にして、利用出来るようにすればいいだけではないか。
CSを上げるために設置した器具なのですから、ハンドドライヤーを利用しても休止してもコロナ禍には影響がないのですから。
「みんなが右を向くから右」ではなくて、ちゃんと自分で考えた行動を取るべきだと思うのです。