けっこうヤバい「CEATEC」。
3年ぶりの参加です、幕張メッセで開催された”CEATEC”に行ってきました。
コロナ禍が始まってからは初めての関東遠征、2年半ぶりの東京近郊です。
ひさしぶりでも何も変わっていない……行くまではそう思っていたのですが実際はちょっと違います。
コロナ禍前のようにはいかないみたいでした。
まずはCEATECから。
リアルなCEATECを3年ぶりに見ることできたのはよいのですが、ちょっと以前とは違って戸惑いがありました。
まず最初に感じたのは、規模がかなり小さいこと。
利用しているホールがコロナ禍前の2/3程度しかありません。
参加した企業や団体が少ないのでしょう、活気という点では以前に遠く及びません。
でもこれって3年ぶりだからでしょうか?
久しぶりのリアル開催だから出展を見合わせたのでしょうか?
わたしは違うように思います。
出展メーカーが減ったのは、”久しぶり”と言うわけではなく、日本の産業に力がなくなった”あかし”だったように、衰退をあらわしているようにみえました。
CEATECの主役は電機メーカーでした。
でも来場者とかの減少で、最新テクノロジーを展示するように様変わりをしました。
順調に参加者も増えていたのですが、コロナ禍でストップに。
そして3年ぶりのリアル開催になりましたが、これです。
展示会をする時期の問題ではなくて、自動車も通信も海外メーカーも感じているのは、日本の市場に魅力がなくなったことではないか。
日本で展示会をする意味がないと感じているのかもしれません。
展示について。
各社とも派手な展示がなくなって、SDGsとかサスティナビリティとか、環境を意識した展示に切り替わったことです。
環境展示は大事ですが、どうしても展示が地味になります。
展示もパネル展示になってしまい派手さがありませんし、未来に対する”ワクワク感”を持ちづらい展示なのです。
ワクワク感で一番期待をしていたのは、”メタバース”のコーナー。
でもこれじゃダメ!ってくらい、まだまだ期待値に届いていませんでした。
コーナーで実際にいくつか体験しましたが、VRやARを使ったゲーム感から抜けだせていません。
VRもARの技術を使っていいのです、たぶんそれを使うのがメタバースだとは思います。
でも大切なのは、「メタバースでなにをするの?」そこだと思うのです。
たくさんの人に知ってほしいから、見栄えのいい”派手な”部分だけを見せているのかもしれないですが……ゲームの世界から抜けていないです。
でもVRギアは何回使ってもしっくりいきません。
メガネを装着した上でVRギアを付けるのは相当難しい。
ピントをあわせても、ヘッドセットを固定するときにずれるとか、ちょっとむずかしいです。
かと言ってメガネなしでは見えないし……。
もっと手軽なハードに出来ないものでしょうか?
ここを電機メーカーに頑張ってもらいたいものです。
CEATECへは前泊して参加しました。
以前のように夜行バスは利用せずに大阪からの移動は飛行機です。
以前より楽なハズなのに腰がいたいにです。
3年でカラダが老化してあまり無理が効かなくなっている……
あらためてカラダの弱点を感じたCEATECでした。