『未来のミライ』を観てきたが、未来への繋がりは正直伝わってこなかった…。
※映画のネタバレや批判が含まれていますのでご注意ください。
映画『未来のミライ』を観にきました。楽しみです😊.#映画 #未来のミライ #アニメ #深夜映画
この映画はどこを目指して誰に話している作品なのだろうか。
私は原作本を読んでいません。
東宝系で公開されるアニメ作品なので、たぶんこの夏一番の目玉アニメと思って公開初日に観てきました。
東宝系で公開された夏アニメは2年前の夏が『君の名は。』、昨年の夏に公開された作品が『打ち上げ花火~』ですね。
2年前公開の『君の名は。』が爆発的ヒットとなった作品だったので昨年公開された打ち上げ花火を楽しみに観に行きましたがこれが…。
ストーリーも内容も見せ場もダメ。作品としての練り込みが少ないのか何を訴えようとしているのかすら伝わってこない映画の仕上がりでした。
広瀬すずが歌う劇中歌が哀愁漂って良かったこと以外は見どころがなかったのを憶えています。
で、今年公開の『未来のミライ』。
期待されている東宝系夏アニメはどうか観にいきましたが、結論から言えばあまり楽しくない作品です。
この作品が伝えたかったのは繋がっているということ。
ご先祖様がいて、親がいて、そして今がある。今があるから未来へと繋がっているということを幼少の少年の成長を通して訴えたかったのかなとは感じられました。
でも伝わっては来ません、推測しないと分からない作品でした。
自分に良いと思ってもらうのは難しくありません。
あざとくても良いから泣けるポイントを作ってもらえるとけっこう高評価になります。
ある程度年齢を重ねると妙に涙もろくなってきていると自身では思っているのですが、この作品には泣ける要素が皆無でした。
作品に引き込まれなかったからかもしれませんが、上白石萌音が声を担当した少年くんちゃんもちょっとウザい。
わざとウザさを強調しているとは思います。わがままでウザかった少年が経験を通して成長するということ、それに加えてご先祖や親がいてそして未来に繋がっていることを伝える作品にしたかったのかなとは推測します。
まぁ訴えたいものが推測出来るだけでも良いかとは思いますが…。
期待しただけに残念な結果です。
細田守が監督を努めた過去映画にはサマーウォーズやバケモノの子があります。
私はサマーウォーズが好きです。
もっと以前のデジモン映画と内容が似ているとか云われたりもしていますが、作品としてもまとまり、絆や繋がりも十分感じられる作品でした。
私の中で高評価の作品で初めて映画を観たのに後からDVDを購入した作品です。
細田守さんに云うべきか、東宝に云うべきか、もっと作品を練り込んでください。
誰に何を訴えるかを明確にした作品を次回作を期待しています。
今回はイオンシネマで映画を観ました。
イオンシネマの中では結構大きなスクリーンの劇場で、最終上映を観たのですがそこそこ人は入ってると感じました。
私以外のしとは満足していたでしょうか?気になります…。