『カメラを止めるな!』に見るインフルエンサーの影響力!そして「口コミ」による情報拡散。
インディーズで制作された映画『カメラを止めるな!』が大ヒットしている。
そもそも『カメラを止めるな!』は6月に東京のたった2つの映画館で上映が始まった映画である。
それから一ヶ月経つた今、全国に感染を拡大して90館以上で上映されることが決まったそうである。まさにシンデレラドリームの映画であろう。
ネットで確認すると『カメラを止めるな!』は予算300万円で制作されたインディーズ映画である。
もちろん映画自体がおもしろいから全国に感染拡大しているのではあるが、なぜここまで急速に全国に感染拡大することが出来たのであろうか?
私はSNSのちからというか、インフルエンサー達の影響力が大きかったのだろうと思う。
『カメラを止めるな!』はインディーズ映画なので大手配給会社が作る映画のように、宣伝をしたり他媒体とタイアップするなんてことが到底出来なかったと思う。
『カメラを止めるな!』を世間にどうやって認知してもらうかといえば「口コミ」しかなかったと考える。
その「口コミ」でも一般の人がする分以外に、色んなインフルエンサーが評価や感想を述べている。
この「口コミ」が効果バツグン!まさにSNSによる情報拡散出来たのである。
たとえば指原莉乃さんのツイート、彼女はTwitterで220万人のフォロアがいる。
その指原莉乃さんが『カメラを止めるな!』を観て、元気がでるから観にいって欲しいとつぶやいたのである。
指原莉乃さんをフォローしている人からしたら、「何、この映画?」と興味が湧いて当然。
映画を観に行く人も出てきますよね。
そんな感じで『おもしろい』とか『元気出る』とつぶやいているインフルエンサーが結構いた。
だからこの1ヶ月くらいで、たった2館から上映が始まった映画が全国90館以上で上映するまでに感染拡大したのであろうと思う。
私の場合、今回の『カメラを止めるな!』を知ったのはTwitterでフォローしているかたのつぶやきからである。
つぶやきを見て話題の拡がりに興味がわき、しかも関西ではたった1館のみでしか上映していないという特異性も気に入って即予約して観に行った。
映画『カメラを止めるな!』はこのままどこまで拡がっていくのだろうか。
マスコミが取り上げるとか取り上げないは”大人の事情”も絡むのでなんとも言えないが、インフルエンサーからの情報発信による情報の拡がり、そしてその情報がさらに輪をかけていく「口コミ」の拡散を知るよい機会だったと私は感じている。