「嫌な気持ちにさせてゴメンね」
謝ることって難しいですよね。
家族とか夫婦とか近い人ほどに謝るのが難しいですし、時間が過ぎるほどにもっと誤りづらくなる謝る……そんな気がします。
うちだってたまに夫婦ケンカをすることがあります。
ケンカの原因はさまざまですが、「自分は悪くない!」と思ったとします。
でもそんな時は大抵が相手も「自分は悪くない!」と思っているものなのです。
ちょっとしたボタンの掛け違いですね。
どちらもが正解でそしてどちらもが不正解……なのでしょう。きっと。
でもどちらもが「自分は悪くない」と思っていると、けっこう尾を引くことになるのです。
我が家の場合はほんとにしゃべらない。
あいさつくらいはしますが、数日くらいしゃべらないことだってあります。
けんかを翌日に持ち越さない。
どんなに言いあってけんかをしても、翌朝には普通に接するのが良いと。
それが秘訣だと聞いたこともあるのですが、これもけっこう難しい。
こっちはその気で接しても、相手がわだかまりを持ったままだったら、どうしてもギクシャクしたまま。会話なんて続くはずがありません。
「自分が悪くない」と思っているのにあやまることは難しいですよね。
プライドが許さない、と言うか、後から自分が納得出来なくなるのではないかと怖いからです。
最近ツイッターで耳にするのが、けんかになって「自分は悪くない」と思っても、相手を嫌な気持ちにさせたことを謝るようにすること。
ケンカをすることで相手を嫌な気持ちにさせてしまいますよね。
そのことを謝るのです。
「嫌な気持ちにさせてゴメンね」と言う感じです。
自分は悪くないと思っているのに謝ることは難しい……わたし自身が出来るか分かりません。
でも、けんかの中身や本質を謝るのでなくて、まずはけんかをしたことで相手を不快な気持ちにさせたことを謝る。これだったら出来そうです。
けんかするのはどちらか一方だけが悪いわけではありませんし、双方ともに言い分があるからけんかになるのです。
けんかの中身や本質は、時間をかけて双方が歩み寄るしかないのかもしれませんね。
嫌な気分にさせたことを謝ると、いったんはヒートアップしたけんかでも収まるかと思います。
だって相手に謝られると、どんなに意固地になっていたって軟化すると思うからです。
人とのコミュニケーションってほんと難しい、年齢を重ねるごとにより難しさを増しているようにさえ感じます……
でもね、人は人と人が助けあって生きるのだから、それが人だから。
そんなケンカをしたあとに、ちょっと落ち込んだ気持ちで書いたブログでした。