商店は震災で停電してもクレジットカードが使えるようにするべきだ!
世の中はキャッシュレスに向けて動いている。
韓国ではキャッシュレスでの決済が9割、中国でも6割がキャッシュレスと言われている。
日本はどうかというと、現金の安全性が高かったこともありキャッシュレス決済はいまだに2割程度である。
日本もキャッシュレス化に向けて進んではいる。でも推進が遅い。
社会や経済のアクションをすばやくするために、また労働人口減少に向けて生産性を上げるためにもキャッシュレス化を進めるのは当然だと思う。
先般の北海道地震で起こった全道停電、この停電で日本のキャッシュレス化推進が脅かされているそうだ。
地震と長期停電で道民のみなさんは商店に必要物資を買い物に行かれた。
停電時でもお店を開けることは出来たが停電でクレジットカードが使用出来なかった。電気がないとクレジットカードでは支払いが出来なかった。
普段キャッシュレスを進めていない店舗では十分な現金を保有しているから2~3日電気が回復しなくてもお釣りに困ることはなかった。
しかしキャッシュレス決済を推し進めていた店舗ではそれほど多くの現金を店舗に保管していなかったのでお釣り切れが発生しそうになり、お店を閉店することになりかかったということだ。
キャッシュレス化の推進が仇になって停電のためにお店を締めることになりかかった。その後に電気が回復して事なきにはなったみたい。
皆さんはこのお話しを聞いてどう思われますか?
お店に商品があり従業員も無事で働いてくれる。
なのに電気が来ていないだけで震災で困っているひとにお店にある商品を販売できない。
震災時には皆さん物資が必要です、震災や停電を考えてお店で多くのキャッシュ保管が必要だと思われますか?
私はそうは思いません、それは間違いだと思います。
キャッシュレスはこれからも社会全体で進めないといけないと思っています。
それこそ国家戦略で進めるほうが効果が高いと私は思っています。
震災で電気が止まったならクレジットカードでの支払いは受付出来ませんか?
現金でしか商品を売ること出来ないのですか?
そしてお釣りが足りないから商品を販売出来なくなるのですか?
クレジットカードではインプリンターで決済することが可能です。
というか20年くらい前であればクレジットカード決済はインプリンターでの決済が中心だったと思います。
インプリンターはご存知でしょうか?
インプリンターは治具?装置?です。
インプリンターの上にクレジットカードをセットしてカーボン紙を重ねる。そしてクレジットカードの記載をカーボン紙にコピーして決済する方法です。
クレジットカードの番号や名前が全て出っ張った文字になっているのは、このインプリンターでカーボンコピーするためなんですよね。
クレジットカードの処理は今ではPOSで磁気やICを読み込むばかりです。
私はインプリンターでの決済は過去のもので電子的にその場で決済しないといけなくなった、不可になったと思い込んでいました。
でも違うようです。インプリンターは単に使われなくなっただけなのです。
震災時にはエマージェンシーな対応が必要です。
効率的な社会を目指してキャッシュレス化を推し進めるなら震災を考えてお店に現金を多く保管するべきではありません。
いざという時用に各お店にインプリンターを備えて置くべきではないでしょうか。