年金は繰り下げてもらうべきではない理由。
年金受給は65才からと思っていませんか?
減額して受給とか増額して受給も合わせると、年金は60才から75才まで受給開始年齢を選べるようになります。
受給開始を75才まで遅らせてもらった場合には、さぞ多くのお金がもらえるだろうと気になったのでちょっと調べてみたのです。
すると驚きの結果が見えてきました。
こりゃブログにアップしないといけない、と思うくらいの驚きです。
人によったら「騙された!!!」と騒ぐ人いるのでないでしょうか。
それくらいインパクトがあります、情報を持っていないとだまし討ちと感じるかもしれません。
では、どんな驚きが隠されているかを書いていきます。
75才から年金受給の繰り下げを選択した場合、基準である65才で年金受給を始めるよりも、84%も多くの受給額を受け取れます。
例えば65才で年間100万円の年金を受給出来るとした場合、年金受給を75才まで遅らせたら年間184万円もらえるのです。
同じベースの年金でも、受給開始時期によって金額が大きく変わってきます。
75歳から受給開始とすると、65才で会社を退職したあと10年間は自腹でやりくりが必要です。
でも、もしこれが可能な場合にはとても魅力的な受給額になりますね。
年金は何やら繰り下げて受給するほうが得な気がします。
年金の支給額ではこの通りなのですが、年金の手取り額では違う結果になるのでした。
これがびっくりの正体です。
年金といえど所得であり収入なので、所得が増えると税金は高くなります。
これらのアップがばかにならないのです。
65才から85才まで年金受給した場合と、繰り下げで75才から85才まで年金受給した場合を比較したら、75才から受給するほうが471万円損をする計算になるそうです。
もちろん受給金額によって損や得をする金額には差が出ると思います。
だけど85才で比較すると、確実に65才から受給するのが得なのです。
65才から受給と75才から受給がほぼ同額の受給金額になるのは87才だそうです。
今の寿命からすると87才はかなり高年齢ですね。
75才から受給を選択するのはちょっとリスクが高いかもしれません。
但し、あなたが87才以上まで生きるなら75歳から受給を選択するのがお得です。
たぶん収入は年金だけの80才代でも、安心出来る金額が受給出来るのではないでしょうか。
このお話を聞いてどうでしたか?
私はショッキングでした。
「元気なうちは働いて、年金は遅くに受給開始しようかな。」なんて漠然と思っていましたけど、少し考え直しが必要みたいです。
年金は最終的に、人生のゴールをどこに置くかによって受給開始を決めたらいいものだと思いました。
働きながら年金を受給しても良いですし、当座のお金に問題がないならば、長生きすることを願って思い切って遅くに受給するのも有りだとは思います。
私はあと10年した時に、健康状態と相談して決めるとは思います。
頑張って70才くらいまで働く。
そして収入を得て残りは年金を当てにして暮らす。それが目標でしょうか。
ちなみに70才から年金受給するとしたら、65才から受給した場合と受給総額が同額になるのは82才だそうです。
70才から年金受給する。
82才以上長生きすれば、65歳から受給よりたくさんのお金をもらえます。
どうですか?
これくらいの年齢ならまだ大丈夫、自分でも生きている!
そう思えませんか?…たぶんですが笑