スキージャンプの規定違反、「ルールは守ろうよ」と思った話。
オリンピックが荒れています。
北京五輪のノルディックスキー・ジャンプの新種目、混合団体で高梨選手が規定違反で失格とされました。
規定違反で失格となった理由は、スーツの太もも部分が規定寸法の最大許容差(女子は体からプラス2~4センチ)から2センチほど大きかったらしいです。
どうも検査は抜き打ちでされたようで、競技者合計で5選手が失格となったよう。
多いですよね。
日本のマスコミの反応を見ていると、高梨選手に同情的な声が多くて中には誰かの陰謀論とさえ言う人もいるくらいでした。
失格にした国際スキー連盟側に批判が殺到していると言う記事までありましたが、はたして悪いのは国際スキー連盟でしょうか?
ニュースで情報を得ただけのわたしからみたら、今回炎上した規定違反の失格問題は、やはり違反した選手が悪いのです。
同じルール、同じ規定の中で勝負するのがスポーツです。
同じ検査をされて違反になっていない選手もいるはず、だって5選手だけが失格なのですから。
スポーツで規定違反していたらたぶん周りの選手は許せない気持ちじゃないでしょうか?
まじめに正直にルールや規定を守っている選手がほとんど、でもその中で違反をした人は失格になって当然だとわたしは思います。
今回は国際スキー連盟を批判するよりも、違反をした高橋さんや日本側のスタッフに問題があったと思います。
昨日今日に出来たルールではないでしょうし、周りには専門家がたくさんいるでしょうから。
たとえいつもと同じウェアでも、原因がやせたから?であったとしても、ルールは守るべきでしょうし、ケアするべきでしょう。
そのケアが出来ていないと言うことは、「最初から、戦う前から負けていた」と思うのです。
競技前に検査を実施していれば…
とタラレバ論もありますが、それはそれでケチがつく話ですね。
その時に検査しても違反のウェアは着用が出来ない。
急きょに借りるとかでその場しのぎをするけれど、そんな人のものを借りた状態で、極限の集中力が必要と思われるオリンピックで最高のパフォーマンスをすることは出来ないと思います。
そんなことが出来る選手であれば、検査で引っかかるようなことはありえない話ですから。
準備段階から気配りが出来ているでしょうから。
オリンピックに参加している選手は日の丸を背負って国を代表しています。
けど結局は個人で戦っています。
マイナー競技では細かなルールとか、知らないこととかあるかもしれませんし、変わることだってあります。
それも含めてその中で勝ち抜くのが、ほんとうの勝者ではっと思ったりします。
ほんとうに強い人であれば、このビハインドは次で挽回するでしょう。