鞍馬寺の持つすごいところ。
今年はちょっと思うところがあって鞍馬寺に月参りしています。
さすがに日にちを合わせてお参りするのは難しいので、月の中ごろと決めて鞍馬寺に参拝しています。
鞍馬寺は京都の北山にある山寺、大阪からは結構離れています。
でもこの距離と時間が私にちょうどいい感じです。
喧騒な大阪を離れて電車を乗り継いでたどり着く鞍馬寺は、私を日常とはまったく別の世界に連れて行ってくれる、そんな場所です。
京都のお寺はどこも歴史を感じられますが、鞍馬寺もとっても歴史を感じる1,000年以上続くお寺です。
というか、たぶん古いほうから数えたほうが早いお寺だと思います。
建物自体は幾度の火災によって創建時のものではありませんが、訪問すると古の歴史をあちこちで感ずることが出来ます。
鞍馬寺はお寺の歴史だけではなく、山の成り立ちや地層からも太古の歴史が感じられます。
それも壮大な歴史、人の歴史なんて目じゃないくらい、次元が違うとしか言えないパワーを感じられるのです。
鞍馬寺で目立つのは説明板。
その場所を説明した看板があちこちに立てられています。
その中には石や岩、そして地層を説明した看板もあるのですが、そこにはにわかに信じられない年代が書いてあるのです。
例えば岩がゴロゴロした前の看板を見ると、白亜紀とかジュラ紀とか。
ジュラ紀とか聞いたことありますよね。
そうです恐竜のいた時代です。
2億年前くらい、その時代の岩が露出したりしている山が鞍馬山なのです。
恐竜がいた時代だけではなくて、古生代ペルム紀とか恐竜すらいない、太古の岩も見れるらしいです。
すみません、私は岩が分かりません。
どの岩も石も全て私には同じに見えてしまいます…
でも、すごくないですか?
さらに鞍馬寺のご本尊は「尊天」、「すべての生命の生かし存在させる宇宙エネルギー」とされています。
何やらパワーをもらえそうなご本尊です。
私は長く続くものには長く続くだけのパワーが秘めれていると思います。
だって、人を惹き付ける魅力やパワーがなければ、千年以上に渡ってこの世に存在するなんてことは不可能だと思いからです。
何かしらチカラが働いているからこそ、千年以上に渡って人々を引き寄せている、それが鞍馬寺だと思います。
ことしは鞍馬寺にお参りしたのがすでに4回。
4ヶ月もお参りしていると、気分はもうベテランですね。
これからは季節の移ろいを感じながら参拝が出来たら素敵だ、なんて考えています。
秋の紅葉、冬の雪、そして春の新緑。時には雨の中を参拝するのも良いかもしれません。
どれもまだ未経験、これからです。
鞍馬寺の持つ惹き寄せパワーを分けてもらいつつ、参拝を楽しめるとよいですね。