映画「アメリカン・バイオレンス」を観て、気分が悪くなった話。
映画を観るのが大好きな私です。
今でも映画を観た場合、ほぼ全作品で最後のエンドロールが終わるまで席を立たずに観ています。
だってエンドロールの後におまけのようなショートムービーがあったりするじゃないですか。
あれを見逃すと、なんか損をしたような気になりませんか?
もし見逃しても物語の本すじからは離れているので影響がないと言えばそれまでです。
でもね、あそこに監督の心意気が詰まっている、凝縮されているとも思うのです。
そんな映画好きの私ですが、過去に1度だけ最後まで映画を観ずに途中抜けをしたことがあります。
ほんと一度だけ、貴重なくらいです。笑
だから余計に学生時代の記憶として、はっきりと憶えているのです。
その映画は「アメリカンバイオレンス」でした。
記憶を思い返してみました。
ネットでも調べてみると、この映画は日米合作だったみたいです。
タイトルからして、アメリカ映画だったと思ったのですが…違ったみたい。
そう言えば、ナレーションは日本語だったかもしれません。
アメリカン・バイオレンスの上映は私が高校生の時でした。
前売り券を買って、ひとりで観にいきました。
今もですが、当時からひとりで映画を観るのが好きだったのでしょう、たぶん。笑
当時の映画館は指定席ではありません。
入場チケットを購入して中に入ると、あとはノーチェック。
いつまでも映画館内に居ても、だれも何も言いません。
入れ替えなんかもありませんでした。
とてもおおらかな時代だったのかもしれません。
だからその気になれば、同じ映画を続けて2回観る、なんてこともやろうと思えば出来たのです。そんな時代でした。
「アメリカン・バイオレンス」は前売り券を持っていたので、入場することは出来ました。
ただ、この映画はすっごく人気だったのです。
私も入場は出来ました。
けれど映画館内には、定員以上に入場者がいます。
今じゃ信じられないことですが、アメリカン・バイオレンスは立見で映画を観た、最初で最後の映画です。
映画館の壁にもたれ掛かって、映画を観た憶えがあります。
もちろん立見は私だけではなくて、結構な人数が立見をしていました。
私にとってはこの「アメリカン・バイオレンス」で悲劇が起こったのです。
その悲劇とは…、映画を見ていて苦しいくらいに気持ちが悪くなったのでした。
映画の「アメリカン・バイオレンス」と言うタイトルから分かると思いますが、この映画はとってもバイオレンスな映画でした。
正直、きしょい場面がいっぱいあります。
ケネディ大統領の暗殺シーンとか…etc。
アメリカで有名なバイオレンスシーンを映像で紹介した映画だったのです。
そんあシーンを次々に観ていると、だんだんと「ウッ」となりそうでした。
これはまずいと廊下に出たのですが、廊下にもけっこうな人数がいます。
私と同じように気分が悪いのか、はたまた座れないから次の上映まで待っているのか!?
「アメリカン・バイオレンス」の映画はインパクトが強く、下手したらトラウマになるくらいイメージに残る映画でした。
後にも先にも映画を途中で抜けたのはあの映画だけ。
最後まで観ていなくても分かります。
「アメリカン・バイオレンス」は、やっぱり貴重な映画です。